最近あった実話。
コンビニで公共料金の支払いをしていた私。
全部で14件あった。
お会計をすませて、店員が領収印をおしていて気づいた。
レジに通したのが、13件だった。
つまり、どれか一枚は未払いの状態。
慌てる店員。
店員は、レジの履歴を見ようとするけど、やり方が分からない。
レシートでは、「電話代3件」、「ガス2件」とまとめられているので、
どれが通してない物か判別できない様子。
最初はだまって、店員が処理するのをまっていた私だが、
店員はだんだんパニックになって、レジ機能について、本社に問い合わせしはじめる始末。
そこで、私も解決に協力することに。
まず、レシートを見て、14枚のうち、ちゃんとレジに通っているジャンル(会社)を除外。
その結果、NTTは4枚あるのに3枚しかレシートに打たれていないことが判明。
レシートの3枚の合計金額は16000円(本当は端数あります)。
それぞれは、8000円、4000円、2000円、2000円。
合計金額に達するためには、8000円、4000円は絶対にはずせない。
(この2枚がないと金額が少なくなってしまう)
つまり残った2枚の2000円のどちらかが、レジを通っていない。
ほんとうの金額には端数があるので、2枚の2000円のうち、それぞれを8000円と4000円に足してやって、レシートの合計金額にならない方が、レジを通っていない物ということになる。
これで解決だ。
以上の説明を店員にたのだが、店員の反応は意外なものだった。
「そんな推理じゃ、本当にそれだが、わかりませんよ」
と言うのだ。
「推理って……、物語の探偵の推理とは違って、これ数学だよ。これ以外の答えはないよ」
もう一度、説明する。
「たしかに正しそうですが……」
それでも、納得しない店員。
結局、本部に電話で問い合わせて、レジを通っていないものを調べ上げていた。
この時の店員がバカなのはもちろんなのだが、
それ以上に、責任の放棄を感じた。
つまり客の言うとおり、レジを通っていない物を店員が決めつけてしまったら、
もし間違いがあった場合、店員の責任となるだろう。
だが、本部に問い合わせれば、あとは間違いがあったとしても指示を出した本部の責任だ。
おそらく、これが数学の問題なら、店員も理解し、答えを受け入れただろう。
ではなぜ責任を放棄したのか?。
それは、責任を負えるほど、自分に自信がなかったのではないだろうか?
なんとも、寂しい話だ。
まとめ
オルフェでは、こんな人材は必要としておりません。
いや、訂正する。
コンビニでも、こんな店員は必要としていないだろう。
みなさん、ご注意を。
雑記: 2006年3月アーカイブ
すでにときた先生がご自分のホームページで書いていることなので、知っている人も多いと思いますが……
アストレイのキャラの誕生日は、占星術師の人にきめてもらいました。
つまり、性格や宿命を考慮したものになっている訳。
名前の意味もそうだけど、
こうしてキャラの外堀をしっかり埋めてやると、そのキャラが「生きて」くると私は考えている。
もちろん、当初の予定と違った動きを見せるキャラもいますが、決めないより決めた方が、絶対良い。
逆に、キャラによっては、わざと決めない事柄もある。
作者が知らないことで、より謎が深まる。
しかし、そうしたキャラは少数の例外で、物語の中で「謎」としたことにも、大抵のモノには「答え」を用意している。
ここで、その秘密を明かすことはしませんが。
今のところは、「作品の中」以外で答えを提示する気はないのです。
なぜなら、作品が継続中は、作品で楽しんで欲しいからです。
完全に終わったら、このブログに書くかもしれません。
ちなみに、このブログのネタに「Dアストレイ」の話がほとんど無いのも、同じ理由。この作品は、まだ連載中。
(もうすぐ終わることは、きまっているのだが)
連載が終わり、単行本も出し終わったら、いろいろ書いていきたいと思っている。
ブログの話ついでに、ここの方針を少し書いておきます。
私の話は、けっこう不親切になっていると思う。
これは、「気になる人は自分で調べてくれ」という方針です。
私が書いてしまうのは、簡単ですが、ただ「読むだけ」になってしまうと、記憶にも残らないような気がする。
気になったことは、調べてみて、はじめて見つかる真実の情報。
そんな展開を期待している。
それと、今のところは、アフィリエイトも入れる気はない。
関連する本について、「読んでみたい」と思ったら、自分でネットで調べて欲しい。
比較的簡単に見つかる本ばかりだと思う。
これは、個人のこだわりなのだが、
自分が書いた本は、売れるだけで印税収入がある。
それなのに、さらにアフィリエイトから収入を得るのは、なんとなく変な気がする。それだけ。
とにかく読む人に負担をかけるブログかもしれないが、よろしくお付き合い願いたい。
※トラックバックもコメントも受け付けてないから、厳密な意味ではブログじゃないかもしれませんけど。
追伸
3月に入ってから毎日更新出来てるのは、ときた先生の提案にそって、書きためているから。
これも、日記ではないから出来る方法です。
※各社の担当の方。締め切り日に更新されていても、仕事をさぼって書いた訳ではありません。
とりあえず二十年以上同じ業界で仕事をしていると、いろんな人と出会うことになる。
(まあ、これは、この業界に限らないかもしれないけど。変わった人はどこにでもいますからね〜)
私は、現在では、コミックのシナリオが主な仕事となっています。
ここで、今まで書かなかった漫画家さんについても、簡単にふれたい。
全員、漫画の仕事以外で出会った。
(前振りから分かると思いますが、変わった人たちです)
Aさんの場合
ゲーム関係のデザインの発注で知り合うことに。
漫画での収入は、奥さんに管理されており、
今回のゲームの仕事は「奥さんに内緒でやる」と言われた。
最終的にギャラは「現金で手渡し」となり、
会社の近くの喫茶店で渡した。
私からお金の入った封筒を受け取るなり、中から札束を取り出し、
アロハシャツの胸ポケットに押し込んだのには驚いた。
「先生、はみ出てますよ」
と、声をかけそうになった。
(紙帯のついた束が複数あった)
こんなにワイルドな人なのに、奥さんに財布の紐は握られているというのがおかしい。
ちなみに、ヤクザでも逃げ出しそうな強面(こわもて)の人なので、強盗に襲われる心配だけはなさそうだったが。
Bさんの場合
やはりゲーム関係のデザインを頼んだ。
ゲームに詳しくないというので、ゲーム機とソフトをプレゼントした。
これが失敗。
仕事の進みが極端に遅くなってしまった。
(気づくと、自分でソフトを買い足していた!)
結局オーダーした仕事をすべてあげてもらうことは出来ず、別のデザイナーに分担してもらった。
だが、ギャラを払う時に「最初に●●円と聞いた」と言って、譲らない。
「だから、それは全部納品された場合で、別デザイナーにやってもらった分は当然減ります」
そう説明しても納得してくれない。
「最初に●●円って言ったじゃない!」
そう繰り返すばかり。
こんな子供のケンカのような状態に、ばかばかしくなり、希望額を支払った。
ちなみにこの人は、別の仕事でも、原稿を放り出して温泉にいってしまった。
その時、この人が言ったセリフが「これだけあれば、いいじゃない」だった。
私は「作者の満足度と読者の満足度は違う。これでは商品としての売りが少なすぎる」と言ったが、思いとどまることはなかった。
蛇足
あとから別件で知り合った漫画編集者が、昔、この人を担当していたことが判明。
「急にゲームにはまって、毎回減ページになってさ〜」
と、愚痴られた。
すみません、それ、私の責任です。
Cさんの場合
この人は、大手玩具メーカーの社員だった。
この会社が、新規にパソコンゲームを出すというので、私は企画から参加した。
この人は、もともと絵描きで、昔、会社に入る前は、美少女水兵服戦士のアクションゲームのドット絵も描いていたらしい。
「ビーナスが、バク転するシーンで、スカートがめくれるんですが、
一コマだけパンツをはいてません。僕が書きました」
うれしそうに話してくれた。
ある時、打ち上げでカラオケに一緒に行った。
マイクの機能で男性の声を女性風に、女性の声を男性風に変えることが出来た。
その人は、女性風に変えてアイドルの歌を歌い、
どのくらい女性声になっているか、しきりに気にしていた。
(普段はオカマっぽい所は無かったが?)
やがて、この人は大手玩具メーカーをやめて漫画家になった。
某青年週刊誌に連載を持ち、萌えキャラで残虐シーンをやったことで話題になった。
(この作品はアニメにもなった)
私は、雑誌を手にとって、ひどく驚いたのは言うまでもない。
自分へのメモ
・編集者編では、BBも。
・大作家の話。