雑記: 2006年3月アーカイブ

バカな人、もしくは自信のない人

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最近あった実話。 コンビニで公共料金の支払いをしていた私。 全部で14件あった。 お会計をすませて、店員が領収印をおしていて気づいた。 レジに通したのが、13件だった。 つまり、どれか一枚は未払いの状態。 慌てる店員。 店員は、レジの履歴を見ようとするけど、やり方が分からない。 レシートでは、「電話代3件」、「ガス2件」とまとめられているので、 どれが通してない物か判別できない様子。 最初はだまって、店員が処理するのをまっていた私だが、 店員はだんだんパニックになって、レジ機能について、本社に問い合わせしはじめる始末。 そこで、私も解決に協力することに。 まず、レシートを見て、14枚のうち、ちゃんとレジに通っているジャンル(会社)を除外。 その結果、NTTは4枚あるのに3枚しかレシートに打たれていないことが判明。 レシートの3枚の合計金額は16000円(本当は端数あります)。 それぞれは、8000円、4000円、2000円、2000円。 合計金額に達するためには、8000円、4000円は絶対にはずせない。 (この2枚がないと金額が少なくなってしまう) つまり残った2枚の2000円のどちらかが、レジを通っていない。 ほんとうの金額には端数があるので、2枚の2000円のうち、それぞれを8000円と4000円に足してやって、レシートの合計金額にならない方が、レジを通っていない物ということになる。 これで解決だ。 以上の説明を店員にたのだが、店員の反応は意外なものだった。 「そんな推理じゃ、本当にそれだが、わかりませんよ」 と言うのだ。 「推理って……、物語の探偵の推理とは違って、これ数学だよ。これ以外の答えはないよ」 もう一度、説明する。 「たしかに正しそうですが……」 それでも、納得しない店員。 結局、本部に電話で問い合わせて、レジを通っていないものを調べ上げていた。 この時の店員がバカなのはもちろんなのだが、 それ以上に、責任の放棄を感じた。 つまり客の言うとおり、レジを通っていない物を店員が決めつけてしまったら、 もし間違いがあった場合、店員の責任となるだろう。 だが、本部に問い合わせれば、あとは間違いがあったとしても指示を出した本部の責任だ。 おそらく、これが数学の問題なら、店員も理解し、答えを受け入れただろう。 ではなぜ責任を放棄したのか?。 それは、責任を負えるほど、自分に自信がなかったのではないだろうか? なんとも、寂しい話だ。 まとめ オルフェでは、こんな人材は必要としておりません。 いや、訂正する。 コンビニでも、こんな店員は必要としていないだろう。 みなさん、ご注意を。

アストレイのキャラの誕生日

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すでにときた先生がご自分のホームページで書いていることなので、知っている人も多いと思いますが…… アストレイのキャラの誕生日は、占星術師の人にきめてもらいました。 つまり、性格や宿命を考慮したものになっている訳。 名前の意味もそうだけど、 こうしてキャラの外堀をしっかり埋めてやると、そのキャラが「生きて」くると私は考えている。 もちろん、当初の予定と違った動きを見せるキャラもいますが、決めないより決めた方が、絶対良い。 逆に、キャラによっては、わざと決めない事柄もある。 作者が知らないことで、より謎が深まる。 しかし、そうしたキャラは少数の例外で、物語の中で「謎」としたことにも、大抵のモノには「答え」を用意している。 ここで、その秘密を明かすことはしませんが。 今のところは、「作品の中」以外で答えを提示する気はないのです。 なぜなら、作品が継続中は、作品で楽しんで欲しいからです。 完全に終わったら、このブログに書くかもしれません。 ちなみに、このブログのネタに「Dアストレイ」の話がほとんど無いのも、同じ理由。この作品は、まだ連載中。 (もうすぐ終わることは、きまっているのだが) 連載が終わり、単行本も出し終わったら、いろいろ書いていきたいと思っている。 ブログの話ついでに、ここの方針を少し書いておきます。 私の話は、けっこう不親切になっていると思う。 これは、「気になる人は自分で調べてくれ」という方針です。 私が書いてしまうのは、簡単ですが、ただ「読むだけ」になってしまうと、記憶にも残らないような気がする。 気になったことは、調べてみて、はじめて見つかる真実の情報。 そんな展開を期待している。 それと、今のところは、アフィリエイトも入れる気はない。 関連する本について、「読んでみたい」と思ったら、自分でネットで調べて欲しい。 比較的簡単に見つかる本ばかりだと思う。 これは、個人のこだわりなのだが、 自分が書いた本は、売れるだけで印税収入がある。 それなのに、さらにアフィリエイトから収入を得るのは、なんとなく変な気がする。それだけ。 とにかく読む人に負担をかけるブログかもしれないが、よろしくお付き合い願いたい。 ※トラックバックもコメントも受け付けてないから、厳密な意味ではブログじゃないかもしれませんけど。 追伸 3月に入ってから毎日更新出来てるのは、ときた先生の提案にそって、書きためているから。 これも、日記ではないから出来る方法です。 ※各社の担当の方。締め切り日に更新されていても、仕事をさぼって書いた訳ではありません。

ある漫画家の話

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とりあえず二十年以上同じ業界で仕事をしていると、いろんな人と出会うことになる。 (まあ、これは、この業界に限らないかもしれないけど。変わった人はどこにでもいますからね〜) 私は、現在では、コミックのシナリオが主な仕事となっています。 ここで、今まで書かなかった漫画家さんについても、簡単にふれたい。 全員、漫画の仕事以外で出会った。 (前振りから分かると思いますが、変わった人たちです) Aさんの場合 ゲーム関係のデザインの発注で知り合うことに。 漫画での収入は、奥さんに管理されており、 今回のゲームの仕事は「奥さんに内緒でやる」と言われた。 最終的にギャラは「現金で手渡し」となり、 会社の近くの喫茶店で渡した。 私からお金の入った封筒を受け取るなり、中から札束を取り出し、 アロハシャツの胸ポケットに押し込んだのには驚いた。 「先生、はみ出てますよ」 と、声をかけそうになった。 (紙帯のついた束が複数あった) こんなにワイルドな人なのに、奥さんに財布の紐は握られているというのがおかしい。 ちなみに、ヤクザでも逃げ出しそうな強面(こわもて)の人なので、強盗に襲われる心配だけはなさそうだったが。 Bさんの場合 やはりゲーム関係のデザインを頼んだ。 ゲームに詳しくないというので、ゲーム機とソフトをプレゼントした。 これが失敗。 仕事の進みが極端に遅くなってしまった。 (気づくと、自分でソフトを買い足していた!) 結局オーダーした仕事をすべてあげてもらうことは出来ず、別のデザイナーに分担してもらった。 だが、ギャラを払う時に「最初に●●円と聞いた」と言って、譲らない。 「だから、それは全部納品された場合で、別デザイナーにやってもらった分は当然減ります」 そう説明しても納得してくれない。 「最初に●●円って言ったじゃない!」 そう繰り返すばかり。 こんな子供のケンカのような状態に、ばかばかしくなり、希望額を支払った。 ちなみにこの人は、別の仕事でも、原稿を放り出して温泉にいってしまった。 その時、この人が言ったセリフが「これだけあれば、いいじゃない」だった。 私は「作者の満足度と読者の満足度は違う。これでは商品としての売りが少なすぎる」と言ったが、思いとどまることはなかった。 蛇足 あとから別件で知り合った漫画編集者が、昔、この人を担当していたことが判明。 「急にゲームにはまって、毎回減ページになってさ〜」 と、愚痴られた。 すみません、それ、私の責任です。 Cさんの場合 この人は、大手玩具メーカーの社員だった。 この会社が、新規にパソコンゲームを出すというので、私は企画から参加した。 この人は、もともと絵描きで、昔、会社に入る前は、美少女水兵服戦士のアクションゲームのドット絵も描いていたらしい。 「ビーナスが、バク転するシーンで、スカートがめくれるんですが、 一コマだけパンツをはいてません。僕が書きました」 うれしそうに話してくれた。 ある時、打ち上げでカラオケに一緒に行った。 マイクの機能で男性の声を女性風に、女性の声を男性風に変えることが出来た。 その人は、女性風に変えてアイドルの歌を歌い、 どのくらい女性声になっているか、しきりに気にしていた。 (普段はオカマっぽい所は無かったが?) やがて、この人は大手玩具メーカーをやめて漫画家になった。 某青年週刊誌に連載を持ち、萌えキャラで残虐シーンをやったことで話題になった。 (この作品はアニメにもなった) 私は、雑誌を手にとって、ひどく驚いたのは言うまでもない。 自分へのメモ ・編集者編では、BBも。 ・大作家の話。

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