ここの所、毎日自分の作品を読む毎日。
なぜかというと、現在、校正といって、実際の印刷の前の最終チェックをしているからです。
う〜ん、まとめて読むと面白いな〜。(自画自賛)
それと、気づいたのですが、
私は書くときに、「だれが読むのか」を意識して書くようにしているのですが、
そのためか同じジェスとマディガンでも、
連載雑誌によって微妙にキャラが違う。
以下、宣伝。
今後出る単行本に未公開設定を満載する予定です。
スニーカー小説2巻には、ドクター・ミハイルのホスピタルザク。
※ジャパンの発展図で、ちいさ〜く公開されてますが。
ガンダムエースのコミック4巻には、ベルの秘密の設定が載ってます。
電撃ホビーの上巻には、レイスタのオプション、ジンアサルトの隠し武器、マディガンザクの隠し武器を公開。
ベルの設定と、マディガンの機体の隠し武器は、使う機会を待っていたら
使う前に連載が終わってしまいました(笑)。
あっ、そうそう、ちまたで、「Dアストレイ」が打ち切りという
ウワサもあるようですが、それはデマです。
それどころか、あの作品、土壇場で延長されています。
まあ、このアタリの話は、また後日語りたいと思いますが。
とにかくネタがこぼれたり、遣りたいことが遣りきれなかったのは、
打ち切りではなく、ネタの作りすぎですね。
アニメ本家の取りこぼしネタを拾っていた外伝が、
自分でネタをこぼすとは……反省です。
業界で働く: 2006年6月アーカイブ
最近、よく新人さんに会う。
よくも悪くも新人と仕事をすることは、刺激になる。
新人さんが、「あしゅら男爵を知らない」なんて聞くと、
「それでこの業界で仕事出来るのか?」なんて思ったりするが、
まあ、大丈夫なのだろう。
ただ単に私が年取っただけだ。(たぶん)
ある新人さんは、話してみると野望に燃えてる感じがする。
いろいろ企画したり、既存のモノにダメだししたりする。
やる気はあるが、経験値がない分、やり方がマズイ。
経験に対する価値観が薄いから、先輩に礼をつくさない。
礼がないから、先輩の協力を得られない。
また、ある新人さんは、早くも業界から去ってしまった。
先輩から、「今の先輩なら出来る仕事量」をまかされ、
パンクしてしまった。
お願いしていた仕事は、ストップしたままだった。
自分の所で一ヶ月近くためこんで、どうにもならなくなってしまったようだ。
礼がないのは、私も新人時代は同じだった。
十代で業界に入ったこともあって、
社会の礼儀を軽んじていた。
先輩が打ち合わせ時間になっても起きてこないので、
「一生寝てろ!」と言い放ち、
一人で取材に出かけたこともある。
今なら遣らない。
そんなことを言っても、仕事場がギクシャクするだけで、なんのメリットもない。
言われた先輩は、起きるかもしれないが、良い取材が出来る精神状態ではないだろう。(この時は、そんなこと言われても起きなかった)
それより、大事な仕事の時間に起きられなくなるような
スケジュールを整理するように社長に頼む。
私は仕事でパンクするようなことはなかった。
礼がない分、だれにでも物怖じせず話すことが出来たので、
出来ない仕事は、出来ないと言えた。
(同じように、分からないことは、分からないと聞けた)
思えば、黒田も倉田も、同じように
文句(じゃない、問題点)を言える人間だった。
先輩の私は、よく文句(じゃなくて、問題点の指摘)を聞いた。
それが仕事を続けるための秘訣なのかもしれない。
何事も自分の中にため込んではダメなのだろう。
先日、当社の社員が一人、独立していった。
彼を雇ったばかりの頃は、全然文句(じゃない、問題提議)がなくて、困った。
頼んでおいた仕事が締め切りになっても納品されず、
理由も分からない。ということが続いた。
彼との付き合い方が分かったのは、
他社の人間に話しを聞くという裏技を理解してからだ。
彼は、文句を他の仕事で付き合いがある人には話していた。
これは完全に愚痴だ。
「うちの○○が、なにか言ってましたか?」
そう聞けば、ヤツの不満が手に取るように分かった。
だが、このやり方には、問題がある。
他社から、自社の愚痴を聞き出さねばならないなんて、ナンセンスだ。
結局、彼には仕事を頼まなくなった。
それから数年。独立することになった。
「独立する」話も、最初にそんな話題が出てから、一年ちかくかかった。
なかなか独立のための話をしてこない。
今度は、こんな苦労しなくてよい、新人が欲しい。