重要な要素

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「だれを敵とすべきなのか?」 これは「SEED」シリーズでは、何度も口にされる重要なテーマのひとつだ。 しかし、今回、マーシャンは、異邦人であるが故に、だれとも(今のところ)敵対関係にない。 それでも上記テーマはマーシャンにとって、 重要な意味を持つ。 なぜなら、上記の言葉はこう読み解くことも出来るからだ。 「だれの敵にもならないためには、どうしたらいいのか?」 前にこのブログの中で「地球と火星間では距離がありすぎて戦争にならない」と書いたことがある。 それでも、マーシャンは「だれかの敵」となり、「火星圏での戦争」が始まるのを恐れている。 (物語が進めば、その理由は明らかになる) 「だれの敵にもならないためには、どうしたらいいのか?」 この言葉を考える時、 マーシャンの立場は、以下の本編の組織に近い。 ひとつは、議長の策謀によって世界の敵とされたロゴスであり、 ひとつは、地球連合の敵にならないために連合の一員となったオーブだ。 マーシャンは、ロゴスにも、オーブにもならないために、行動しているのだ。 その割には、プラントに協力して戦闘に加わったりしているが……。 これにも理由があって、基本的にマーシャンは、 義にあつい設定にしている。 ※この要素も敵を作らないためには(普通は)良い効果を持つ。 つまり、我々現代日本人とは、少し考え方が違うのだ。 それでも、「プラントなんて関係ない」と無視するよりは、 その行動には共感出来るキャラだろう。 理にかなっていても、正義感のないキャラは、フィクションでは共感されない。 我々には、現実に出来ない行動だからこそ、共感出来る部分もあるのだ。

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このページは、千葉智宏が2006年7月19日 19:06に書いたブログ記事です。

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