扉のプロフェッサーは、また注意を受けないように気をつけて描いてもらってます。
この話は、「テレビとの連動が少ない」という編集部からの注文に応えるために作った。
ラクスがかなり天然系のキャラとして描かれているが、
シナリオでは、もっと変だった。
レッドフレームを見て、ニュータイプ的直感でいろいろコメントするシーンなどもあったが、変更した。
すべてのセリフは、サンライズの下村さんと検討して、この形に落ち着いたが、
アニメでも日々変化したキャラだけに難しかった。
絵的には、平井キャラを描き慣れている戸田先生だけあって、
完全にラクスでした。
この話は、一部では「ロウがラクスを助ける話」と考えられているようだが、
(ときた版で、キラを助けた影響でそう思われている?)
私の認識では、「ロウとラクスのニアミス」ぐらいの意識だ。
実際、まったく助けてないし。
この回から、ルキーニの仲間として、女海賊のエリサが登場。
当初、ルキーニは単独(孤独)キャラにする予定だったが、
相手が居ないと会話が出来ず話しを進めにくいことから、戸田さんが作り出したキャラだ。
のちのち、暗殺者(アサシン)の姉なども登場する計画があったが、
けっきょく出さなかった。
ジンの改造機である
フエゴ(火)とテンペスター(嵐)。
名前はスペイン語だ。
当時私がスペイン語に凝っていて、「かわった名前にしたい」という
戸田さんに辞書をかして選んだ。
この機体、現在のMSVの中に入っていない。
(蘊奥専用ジンですからあるのに)
それには、理由があって、公式設定画は作ったのだが、
戸田さんのチェックが間に合わず、そのまま保留状態が続いているのだ。
それにしても、今見ると、恐ろしいほど改造されている。
MSVに入れるのは無理か……?