私の書いているコミック用のシナリオと、実際に本に掲載されている作品。
これは、まったく同じという訳ではない。
シナリオ作家によっては、「シナリオどおりじゃないと許さない」という人もいるだろう。
だが、私は、「おもしろさ」を優先しているので、
違っていても、おもしろければオッケーだと考える。
というか、どんどん変えて、おもしろくして欲しいと思っている。
ときた先生、戸田先生、夏元先生は、
だいたいストーリーに関しては、100パーセントシナリオのままである。
(ストーリーは、変更した場合、のちのちの構成にも大きく影響するため、めったに変更しない)
セリフやシーンの構成などは、70〜90パーセントぐらいがシナリオどおり、という状況だ。
どちらにしろ、先生たちは、変更の場合には、確認の連絡をくれるので、助かっている。
もし無断で変更してしまった場合、とりかえしがつかなくなる場合があるのだ。
(過去には経験あります)
どんなにおもしろくても、いただいたアイデアが、ガンダム的にまずい場合もあるかので、確認作業は、必須だと言える。
たまに、いただいたアイデアから、さらにこちらでアイデアを膨らませる場合もある。
こうしたアイデアのキャッチボールが出来ると、作品の質が高まる。
さらに原稿があがったあと、完成原稿を見て、セリフを私が変更してしまう場合もある。(より絵にあったセリフい言い回しにする)
こうして、シナリオから出発した作品は、誌面に載るまでに、研ぎ澄まされて、磨かれていく。
結果、シナリオと比較して、100パーセント同じ状態で載ることはない。
だが、それで良いのだ。
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このブログ記事について
このページは、千葉智宏が2006年4月 2日 23:38に書いたブログ記事です。
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