単行本では、2話と3話の間に収録されていますが、実質は1話のつぎにこのシナリオを書きました。
ガンダムエースの別冊に掲載された作品で、本誌よりページ数が少ない構成だった。
注目すべき点は、「アクタイオン社」が登場していること。
そう、あの現在注目度の高い「スターゲイザー」のストライクノアールを作った会社だ。(ちなみに「Xアストレイ」のハイペリオン、電撃に登場したゲルフィニートも作っている)
この時の重役さんは、元気にしてるのかな〜。
会社は、ずいぶん有名になったようですが(笑)。
アクタイオンという名前は、サンライズから
「宇宙基地は、すべて神話から名前を取る法則」
を聞いて付けた。
※現在、この法則は無くなってます。
この時、すでに神話から名前をとった「アルテミス」があったので、
それに関連する「アクタイオン」と命名した。
この時は、深い考えはなかったが、
後にアクタイオンはアルテミスを所有するユーラシア連邦の管轄に入るので、運命めいたものがあったのだと思われます。
ここで、軽くアクタイオンの裏設定を書いておくと……。
もともは、戦車や武装カーなどを販売していた。
販売相手は、連合とザフトの両方。
やがてモビルスーツの時代となり、自社でも開発に着手。
ゲルフィニートを開発するものの、モビルスーツとしては平凡な性能。
(ただし、量子コンピュータ用ウイルスを装備)
ゲルフィニートを、ラウ・ル・クルーゼを通し、ザフトに売り込もうとするが失敗。
(そもそもラウが、本当にこの件に関与していたかは不明。
仲介人は情報屋のルキーニだった)
懲りずに開発をつづけ、やがてユーラシア連邦との契約に成功。
ハイペリオンを開発する。
ただし、この開発も量産化を目の前にして政治状況の変化により頓挫。
ユーラシアはモビルスーツの独自開発を凍結してしまう。
それでも、がんばったアクタイオンは、
現在、ファントムペインのワンオフ物の改良機などの製作を担当している。
注目点は、
少年エース版からルキーニがゲスト出演してること。
内容としては、掲載された別冊が本誌の宣伝本という性格を持っていたことから、この作品も、本誌連載のアストレイの「宣伝である」ことを意識して、読み切りで、わかりやすい構成を心がけた。
そして、やはり「ジャンク屋らしさ」を全面に展開している。
落ち部分のプロフェッサーのセリフは、
ときた先生が追加されたもの。
さすがときた先生、すでにキャラをつかんでます。
樹里が振り回しているジョージ・グレンのペナント(!)は、
ちゃんとときた先生が作った設定があります。
その他にも、設定には、いろいろなニセモノグッズの数々が……。