プロフェッサー
本名ではなく通り名(ありまえ)。
私は、この「通り名」というのが好きなので、けっこう作品で使っている。
ときた先生と組んだ「SD英雄伝」では、本名不明「通り名」キャラが敵にいる。
ちなみに当社で作った「ごきんじょを探検するゲーム」に登場する天才少女「ドクター」を意識して、この名前にしてみました。
※結局、「ドクター」も、MSVで出てしまいますが。
イライジャ・キール
「相棒」という点を意識して、私が一番に思い浮かぶ「相棒」から名前を頂戴しようと考えた。
それは、「鋼鉄都市」というアシモフ(ぬえ森田さんは正しい発音に近いアジモフと呼ぶ)のSF小説に出てくるロボット。
ロボット嫌いの人間の刑事と、コンビを組むロボット刑事で、名は
R・ダニール・オリボー。
(余談だが、R・田中一郎の元ネタはこれでしょう)
だが、このダニール、とっても立派でお堅い人(ロボット)で、どちらかというと劾に近い。
逆にダニールの相棒である人間の刑事の方が愛すべきダメ人間で、キャラが近い。
そこで、急遽、人間の刑事イライジャ・ベイリから名前を頂戴することにしました。
それで、イライジャ。
ダニールから見れば「相棒」なので、問題なし、と決めました。
(指輪を捨てる映画の俳優さんとは関係ありません)
キールは、実際にある名前で、「斬る」や「KILL(殺す)」に音が近く、傭兵らしい感じがしたので採用。
ただし、この名前はサンライズで「キラに似ているから却下」と言われてしまった。
もう自分の中では、この名前に決まっていたので、なんとか説得。
採用されることとなった。
余談となりますが、まだテレビ本編のキャラデザインが決まる前に
植田さんが書かれた本編キャラのラフ案があります。
「アストレイ」が植田さんに決まった時、それを見せてもらったのですが、
その中ですごく印象に残る美少年がいました。
(実際のテレビで平井さんがデザインされているのより美少年です)
「このキャラ、すごくイライジャのイメージだな〜」と思ったのですが、
特にそのことは指定せずにイライジャのデザインに入ってもらいました。
そして、あがってきたデザインをみて驚きました。
その時の美少年だったのです。
運命を感じましたよ。
余談2
アストレイがプラモーションでアニメ化される時、
植田さんがキャラのデザインをリニューアルしたのてすが、
イライジャだけは、変わってません。
理由をお聞きしたら「これ以上の美少年は書けない」という答えでした。
そう、イライジャは、代わりが居ない、植田さん一番の美少年なのです。