今回は、傭兵チームについて説明します。
まず劾ですが、ロウとの対比の意味も含め、
「ミスター・パーフェクト」としました。
欠点のないキャラです。
当時、ぬえ森田さんに「劾は、どのようなキャラか?」と聞かれ、
「SEED世界で一番強いキャラです」と、答えたのを覚えてます。
その時、「キラより強いのは、ありえない」と言われたので、
「単純な強さでは負けたとしても、
絶対に勝てる状況に追い込んでから戦うキャラなので、最強です」
と答え、「傭兵として合格」とお墨付きをいただきました。
小説2巻のあとがきにも書きましたが、
劾は、完全な所が、欠点となっているキャラです。
彼は、仲間の存在なしでは、成立しません。
(この点で、ロウと対局にいます。
ロウは、一人でも大丈夫な所がありますから)
相棒のイライジャは、これまた対比を考えたキャラです。
劾の逆で、一言で言えばダメダメ。
(そのかわり超美形ですが)
「コーディネイターなのに、その資質を持たない」という設定は、
最初に,ぬえ森田さんにコーディネイターについて説明を聞いたときに、
「全員が完璧にコーディネイトされる訳ではなく、
予想外の姿や能力で生まれる者もいる」
という話から思いつきました。
※外伝というポジションの作品なので、出来る限り、
本伝の設定の幅を広げるように考えています。
※リーアム兄弟がコーディネイターとナチュラルの兄弟というのも
この考えに基づいて作った設定の一つです。
リードは、ジャンク屋チームのプロフェッサーと同じ役割で、
「なんでも知ってる便利キャラ」です。
おそらく作者も知らないような劾の過去も
知っていることでしょう。
こちらも「とぼける(すべて話さない)」ために、
酔っぱらいにして、話をはぐらかせるようにしました。
ロレッタは、ポジションとしてはヒロインですが、
このキャラも外伝として、わざと「シングルマザー」という
ヒロインとしては、ありえない設定を導入してます。
ただし、SEEDとしての本質(?)を踏襲するため、
「大人の女性」としてメンバーを見守る部分はのこしてます。
(マリューなどのキャラと同じですね)
蛇足
彼女は、現在では褐色の肌をしておりますが、
キャラをデザインした時には、その設定はありませんでした。
色を決める段階で、この肌の色になりました。
そのため、初期に描かれたスニーカーの挿絵では、
金髪の白人だったりします。
風花は、初期設定では、「ロレッタの娘」としてだけの存在であり、
年齢以外はなにも設定していませんでした。
(登場させる予定も、ありませんでした)
次回は、敵のつもりでしたが、
ジャンク屋の追加メンバー「キャプテンGG」と、
傭兵の追加メンバー「風花・アジャー」について書きます。