ときた先生と私

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ゲーム「SD英雄伝」をボンボンでコミック化することとなり、 ときた先生と出会うことになりました。 (その前からニアミスはいっぱいしていたのですが…… バンダイ出版とかで) 先生にお会いして一番にお話したのは 「これはSDではなく、新しいガンダムです」 ということです。 ゲームの方も、そのコンセプトで作ってました。 当時のガンダムは、新規のお客さんの開拓が課題になってました。 そこで子供に人気の「SD」のスタイルを使いながら、 リアル・ガンダムの魅力を積み込んだ作品作りを掲げたのです。 ですから、「SD」でありながら自立したロボットではなく、 パイロットが乗り込み、戦うドラマ作りになってます。 また、ガンダムらしい群像劇で、敵味方ともに魅力的なキャラを 配置するなど、リアル・ガンダムをかなり意識して作りました。 ですが結果としては、ゲームはあまり好成績は残せませんでした。 コミックの最初の打ち合わせで、ときた先生には、 ゲームに盛り込めなかったアイデアを たくさんお伝えし、それを組み込んでもらうことが出来ました。 (これは、今でもやってます。 シナリオに組み込めなかったアイデアも伝えると、 生かせる部分を先生が生かしてくれます) 打ち合わせの後、「英雄伝」のコミック用のシナリオ1話を お渡ししました。 (これは、当社の中村が書きました。当時、私のサポートだった人間です。 現在ガンダムエースで「クライマックスU.C.」のシナリオを担当。 こちらも、よろしく) ですが、オルフェでシナリオを書いたのは、この1話のみ。 あとは、ときた先生が打ち合わせの内容と、 ゲームのシナリオから、コミック化してくださいました。 そんな訳で、最初の共同作品では、私はシナリオを 書いてません。 でも、毎月、連載読むのが楽しみでしたね〜。 アストレイのファンには、女子の方も多いのですが、 その人たちにも、お薦めの作品ですよ。 三つの国で分かれて育った兄弟。 その愛憎劇(?)です。 今でも好きな作品の一つですね。

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このページは、千葉智宏が2006年2月27日 15:18に書いたブログ記事です。

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