※「無印」コミック2巻収録。
少年エースの別冊付録で「ミニ」ガンダムエースが作られた時に収録した作品。
同時に戸田先生の1ページのルキーニ主人公漫画も収録された。
(もちろん「アストレイ」以外の作品も沢山収録されていた)
「R」の世界観を使って、ときた先生が描いた異色作だ。
作画にあたり、伝八の犬種について、戸田先生に問い合わせた(シナリオでは指定していなかったので)が、「名前が分からなくなってしまった」とのことで、
結局ときた先生版では、ときた先生に任せることにした。
後から、戸田先生に「伝八がぜんぜん違う」と言われたが、それは資料をもらえなかったのでしかたない……。
ちなみにときた先生の所には、「犬専用アシスタント」がいるそうだ。
シリーズを通して、犬が出てくるのはここだけだが、
才能を生かす機会を用意できて、よかった。
この話、へリオポリスの5機のガンダムがすべて登場するシーンがあるなど、ときた先生がノリノリで描かれている。
ちなみにこの話の主人公女海賊のポーシャのその後が気になる人は、「Dアストレイ」をつぶさに見よう! こっそり「その後」が描かれてます。
コミックスの巻末4コマ
プロフェッサーとエリカの会話。
別作品のガンダムネタも盛り込んでいたが、SEED内に限定すべきというチェックをサンライズから受けて変更。
それにしても、ここで二人が語っている内容、すべてその後の作品内で実現していることが怖い。物語の中の技術革新恐るべし。
3本目の4コマは、私がもっとも大笑いした1本。
大笑い出来る分、チェックが怖かったが、結果はオッケーに。
サンライズは、キャラクターのイメージを守る作業も大切にするが、「それがちゃんと作品として成立しているのか?」を一番に見てくれるので助かる。
作品として、この4コマは、完成度がかなり高い。
そしてこの4コマでキャラのイメージが損なわれることなどないのだ。
(たま〜に、それが分かってくれない版権元もある)