模型誌と設定

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※最初に デルタの公式ホームページ更新してます。 「セトナのなぜなに」のページです。 本題 基本的に公の雑誌に掲載されたモノは、一部の間違えを除いて、 公式の設定に準じたものだ。 だが、例外もある。 それが模型誌だ。 模型誌では、モデラーのオリジナリティを重視して、 設定にない改造や武器などが、許されてきた。 そのこと自体に問題はないと思う。 しかし、それらオリジナルの中から、「公式設定」に昇格するモノが出てくると話が違ってくる。 何が問題かと言えば、ユーザー(読者)が、 どこまでが公式で、どこまでが非公式なモデラーの創作なのか、判断できなくなることだ。 一方で、模型誌の方では、 オリジナル作例から、公式設定化を狙ってくるようになる。 この行動は、モデラーだった私には、非常に理解できる。 理解は出来るが、許せるものではない。 すでに自分の創作が公式であるかのように振る舞われると、もう限度を超えていると言わざるを得まい。 これらの事態に対処するには、 事前に模型誌の提案を聞き、その中から公式設定にふさわしいモノを きちんと整合性をとって設定化するしかない。 これまで、そうして公式化したものには、 ソードカラミティの初号機や、 デスティニーインパルスの色違いに関する号機種などがある。 当然ながら提案を受けながら、公式化は無理であると判断して断ったものもある。 私は、モデラーだったこともあり、 模型誌のポジションは、より高い位置に居て欲しいと思っている。 そのための協力も惜しまない。 (ソードカラミティ初号機についても、最初の提案では、 サンライズには拒否された。 それを整合性を考え直し、再度説得して、採用してもらったのだ) ただ、そのためには、模型誌そのものの考えた方も 改めていかないと、だめだと思う。 「オリジナルが公式化されてうれしい」 「この機体には愛着があるので、活躍させてくれ」 そういった考えや提案をしていてはダメだ。 もっと「作品の世界観のため、これをこうしたらどうか?」 など、作品を作るスタッフの一人として、 設定化への提案をして欲しい。 MSVや外伝(アストレイ)といった公式な設定が 模型誌で連載されるようになった今、 模型誌は、これまでの自由なホビー誌とは、違った目で ユーザーも見ているのだから。 ※上記は、設定化を前提とした話になっている。 設定と完全に切り離した、作例としての楽しさを追求した オリジナル作例はこの話題には入らない。 境界線をどこに引いたらいいのか、という問題はあるが。

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このページは、千葉智宏が2006年10月10日 07:22に書いたブログ記事です。

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