かなりの問題作です。
この2話によって、どれだけアストレイの客層が変化したことか(笑)。
女子に圧倒的支持を受けているのが、この2話です。
この現象、一番驚いているのは、作者である私自身だったりします。
この2話はガンダムエース(無印)3話と連動しています。
主役はイライジャになっていますが、
最初からイライジャをピックアップしようとしたのではなく、
劾が電撃用のミッションに出かけている時期だったため、
イライジャを主役に据えただけなのです。
(当時は、他にモビルスーツ乗りがいなかった)
余談になりますが、連載誌すべて連動という企画が、
このタイミングで入ったために、スニーカーはまたしても傭兵の物語になりました。
1、2話と傭兵が続いたため、その後も必然として傭兵が主人公となったのです。
(これまた偶然)
ザフトの英雄グゥド・ヴェイア(GUD VAIR)。
この名前にも意味がある。
ヴェイアは、紋章の図柄の名前で、白地に青い斑点の毛皮柄のこと。
人間の気持ちにたとえると、白い気持ちに青い気持ちが入って、
乱れた状態を示してます。(二重人格)
グゥド(GUD)は、神様(GOD)の不完全な状態。
(オーの上部が割れてユーになってる)
作られた神のような存在をイメージしている。
彼が二重人格で、連合の戦闘用コーディネイターだったことを名前で示している。
ヴェイアの駆る赤いジンは、当初、ノーマルのデザインの予定だった。
連載時の文章中では「外見は普通」と書かれている。
しかし、緒方さんの挿絵では、外見が変わっていた。
その後は、このデザインをオフィシャルとしている。
この2話では、コロニー・リティリア内での
イライジャとヴェイアのやりとりの描き込みがかなり薄い。
そのことがずっと気になっていたが、電撃版の「B」を単行本化する時に
そのエピソードを書き足す機会を得ることが出来た。
もし、イライジャのファン、2話のファンの方がおりましたら、
ぜひ、電撃版の「B」の単行本をお買い求めください(宣伝)。
それと、「ヴェイアの設定を公開しろ」というファンレター(?)を
くださった多くの方。
すでに死んでしまった敵キャラなので、なかなか公開の場がありませんでしたが、
電撃「B」の単行本には、これも収録されてます。